好奇心と想像力をフル稼働 ウィーシュタインズ 小澤酒造所有林でツリーハウスづくり
ウィーシュタインズ株式会社(渋谷区、赤司展子代表取締役)は先月23日と24日、青梅市柚木町の小澤酒造所有林などで、子どもたちの多彩能を発掘するSTEAMキャンプ「自然と、アートと、けんちくと。奥多摩ツリーハウスプロジェクト」を初開催した。同市内や福生市をはじめ、都心部などから小学3~6年生11人と保護者、スタッフら約40人が参加し、ツリーハウスづくりに挑戦した。子どもは都指定有形文化財の福島家住宅(同市沢井)に宿泊した。
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(アート)、Mathematics(算数・数学)の頭文字。教科横断的で実践的な体験から、知的好奇心や思考力、創造性などが引き出され、関心分野を見つけたり得意な学び方を習得したりしていくのが狙い。同社は、建築をベースとした遊びにSTEAMを取り込み、多彩な能力や感性である「多彩能」を発掘するプログラムを提供している。
今回のプロジェクトには、大工棟梁やアーティスト、木工職人など各分野のプロ、学生ボランティアらがスタッフとして参加。ツリーハウスに設計図はなく、子どもたちのアイデアを元に大人も一緒に楽しみ知恵を出し合って作り上げた。
赤司代表は「大人も子どもも好奇心と想像力を思い切り発揮できる場所を作りたかった。体験の中から、一人ひとり違う自分ならではの学びを感じ取ってほしい」と話していた。 (佐々木)