来月9日までけやき館で ファンならではの目線で魅力紹介 ぼくらの大滝詠一さん展
「瑞穂町からみんなの声を大滝さんに伝えたい」。そんな思いの詰まった展示会「ぼくらの大滝詠一さん展」(瑞穂町教育委員会など主催)が同町郷土資料館けやき館企画展示室(同町駒形富士山)で来月9日まで開催されている。同1日には大滝詠一さんのレコードを聴く会2020、同8日にはギャラリーミーティング2020がいずれも同館1階多目的室で午後1時半(午後1時開場)から開催される(終了予定は4時~4時半)。
同展に協力・資料提供しているのは、同町を拠点に活動している「大瀧詠一さんを語る会」。同町に自宅を兼ねたプライベートレコーディングスタジオ「FUSSA45STUDIO」を構えていたシンガーソングライター、大滝詠一さん(故人)をこよなく愛する人々が集う会で、年4~5回ほど全国各地から20人ほどが集まり、それぞれが調べてきたことを発表するなどしている。
同展では、大滝さんの活動年表やアルバム作品のレコードジャケットなど、約300点の貴重な資料が展示されている。また「ココがスゴイヨ!大瀧詠一 !! 」「ココが大好き!大滝詠一」として会員の声をまとめて紹介しているほか、大滝さんのエピソード集、語録集などファンならではの視点でまとめた展示も見どころだ。
音楽雑誌、レコードジャケット展も同時開催
同町在住で同語る会の代表でもある栗原勤さんのコレクション展「ある音楽雑誌の50年―昭和・平成、そして令和―」が同館2階ギャラリーで、「昭和歌謡レコード・ジャケット展」が2階会議室2で来月9日まで開催されている。
ギャラリーに展示されているのは、1969年の創刊から現在までに発行された『MUSIC MAGAZINE』(ミュージック・マガジン社刊)など音楽雑誌約700点。国内外のミュージシャンのイラストが描かれた表紙がずらりと並び圧巻だ。
また隣接する会議室で、同じく栗原さんが収集し保管しているレコード約1000点も展示。懐かしい昭和歌謡のジャケットが勢揃いしている。
1階・2階の展示ともに入場無料。開館時間は午前10時~午後9時。レコードを聴く会、ギャラリーミーティングは要事前申し込み(無料、定員100人)。問い合わせ、申し込みは042(568)0634けやき館まで。(佐々木)