新型コロナ感染拡大　非常事態宣言下の西多摩は

居酒屋、パチンコ店、カラオケ店が並ぶ秋川駅近くの五日市街道に人通りはない

羽村市の根がらみ前チューリップ畑では観賞を控えるよう呼びかける看板が

あきる野市の都立秋留台公園も人影はまばら

新型コロナウイルスの感染拡大を止める政府の非常事態宣言、都の外出自粛と対象店舗の営業停止要請を受け、週末の11日、12日はまちの様相は一変した。人影は消え、車も少なくなった。だが、檜原村など観光地には都心部などから自然を求めて来る人が増えている。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が非常事態宣言を出し、都は都民に徹底した外出自粛を、事業者には施設の使用やイベント開催の停止を要請した。一方で多くの人に感染したときの医療体制への不安が広がっている。

「最大限自粛する。かからないように衛生面にも気をつける」。今、多くの人が思い、実践していることだ。「それでもかかってしまったとき、自分は十分な医療を受けられるのか」と不安に思っている人は少なくない。本紙にも読者から行政に対し、不安の声と速やかに新型コロナウイルス感染症に対応する医療体制の整備を求める声が届いている。