福生 石川酒造  レストラン「福生のビール小屋」 存続に向けクラウドファンディング開始

石川酒造(福生市熊川、石川彌八郎社長)は5日、敷地内で営業するイタリアンレストラン「福生のビール小屋」の経営難を打開するため、クラウドファンディングを開始した。

福生のビール小屋は、1998年にオープン。同社が醸造する「多摩の恵」や「TOKYOBLUES」などのクラフトビールを出来たての状態で味わえるとあって、地元はもちろん、遠方からの客も多かった。

ところが、新型コロナウイルスの影響により、2月頃から団体客のキャンセルが続き、現在も夜の営業は自粛を余儀なくされている。テイクアウト商品の販売なども行っているが、それだけでは営業を続けるのが難しい状況にまできてしまったため、クラウドファンディングを企画するに至ったという。

1口1000円~5万円の支援を募り、リターンは支援額と同額程度の食事券に酒蔵グッズなど。来店が難しい人には、オリジナルTシャツと大多摩ハム(同市福生)などの詰め合わせセットも用意した。支援期間は7月15日まで。問い合わせは042(553)0100まで。

福生のビール小屋&ぞうぐらテイクアウトはいかが?

福生のビール小屋では、カプレーゼや野菜のビールフリットなどの詰め合わせ「テイクアウト限定おうちイタリアンセット」(750円)や「塩糀鶏のトマトソースペンネ」(1000円)などを販売中。電話042(553)0171で予約が必要。

同じく石川酒造の敷地内にある「ぞうぐら」では、「塩糀鮭と唐揚げのお弁当」「ひじきの混ぜごはんとヒレカツのお弁当」「しらす&ゆかりごはんと塩糀漬けサワラのお弁当」を各500円で販売中。電話042(530)5057で予約が必要。

いずれも6月末までの予定。