おくてんディレクター鋤柄さんら 『クリエイティブを旅する』製作中 10月発行予定
奥多摩町で活動する作家の制作現場を訪ねる形でアートに触れる展覧会「OKUTAMA ART FESTIVAL」。この秋の開催に向け、主催者のおくてん実行委員会が「本を片手に作家や地域をめぐってみては」と製作している本がある。
題名は『クリエイティブを旅する』。おくてんディレクターで、本紙で毎月1回「おくたま地域クリエイション」を連載中の鋤柄大気さん(32、同町小丹波)を中心に製作が進んでいる。
鋤柄さんが奥多摩の「人・こと・場」を取材し、物語性のある内容に編集した。作家だけでなく地域に根付いて活動する人や奥多摩を象徴する場所なども取り上げ、ガイド本のような要素も持たせた。「読んでもらうと奥多摩を旅した気分になれると思う」と鋤柄さん。
撮影は同町小丹波に「niat photo studio」を構えるカメラマン、山口まり子さんが担当した。人や場の持つ空気感をそのまま写し込んだ写真が文章を引き立てる。
発行は10月中旬を予定している。(伊藤)