麹と地場野菜でおもてなし 羽村二中向かい「cafeむつみ」が1周年

ボリューム満点で彩りもいいコースメニュー

羽村二中の向かいにある「cafeむつみ」(羽村市富士見平)は10月にオープン1周年を迎えた。福島県会津地方出身の渡部浩さん(61)、智子さん(61)夫妻が、自家製の麹調味料と青梅・会津産の野菜で作る料理を提供する。

「体にいい料理を食べてゆっくり過ごしていただきたい」という渡部夫妻

夫婦の念願だったカフェを開くにあたり、麹を売りにしようと提案したのは智子さん。4、5年前、病気療養中の母に父が麹を使った料理を食べさせたら元気になり、麹は体に良いものなのだと悟ったという。塩麹、醤油麹、甘酒を手作りし、料理やデザートに使う。

メニューは前菜とメイン(豚丼、つけそば、カレー)のセットで900円。ドリンク、デザート(甘酒アイス・ケーキ)を加えたコースは1500円。前日から醤油麹に漬けた豚肉で作る豚丼は肉が柔らかく、旨味たっぷりで一番人気の品だ。米の甘みが際立つ麹甘酒(300円)はリピーターが多く、マグカップ持参で買いに来る近所の人もいる。価格は全て税込。

掘りごたつ式の和室、テーブル席、テラス席(ペット可)の全18席。2人は「とにかくゆっくり過ごしてもらいたい」と、事前予約を呼び掛けている。現在は土日のみの営業だが、来年から平日も営業する予定。営業時間は11時〜18時。問い合わせは042(554)1145まで。(青木)