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西の風新聞

西の風新聞

1988年創刊。東京都西多摩8市町村(青梅市、あきる野市、羽村市、福生市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村)を取材エリアとするタブロイド版の地域新聞です。毎週木曜日発行。※記事内のデータは全て取材時のものです

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0902-9

前回取材した2007年1月当時︑時分~時ごろだった営業時間は6時~時に大幅に延長されていた︒﹁コロナで行くところはないし︑朝早く訪ねてくるお客さんもいるからさ﹂と歳になった店主の村野百合子さんが︑以前と変わらぬ元気な口調で教えてくれた︒ 最初の取材は開店から年︑村野さんが歳の時だった︒あれから年︒客の多くは依然︑﹁かつての子どもたち﹂だが︑扱う商品は変わってきたという︒梅ジャムやきなこ棒などの定番商品は製造元が何度か変わり︑﹁ようかいけむり﹂や﹁いれずみシール﹂といった人気商品は︑商品を作る職人が高齢で他界し製造中止となった︒ 歳で︑男児3人を抱えて未亡人となり︑生活費の助けになればと始めた駄菓子屋︒事務用品も一緒に扱っていたが︑店の営業だけでは生活が成り立たず︑外で働きながら続けてきた︒ 年を重ね︑子どもたちが独立した今︑﹁店をやっていて良かった﹂と感じる機会が増えた︒店を開けていれば誰かが訪ねてくる︒中には話し相手を求めてくる人もいる︒﹁来る者拒まず︑去る者追わず﹂の姿勢で受け入れ︑話をすることで︑多少なりとも世の中の役に立つような気がする︒ 客の来ない時間はたいてい本を読んでいるという読書家の村野さんに﹁恩送り﹂という言葉を教わった︒誰かに施された恩をその人に返すのが恩返し︒恩送りは︑受けた恩を別の人に送る行為︒作家の鎌田實さんの言葉と知り︑良い表現に共感したと いう︒﹁旦那を早く に亡くしたことで︑周りの人には本当にお世話になった︒全員に恩返しは難しいけど︑お客さんの話し相手になることで恩送りはできるかな﹂と︑今後も地域の憩いの場であり続ける︒ 早朝の開店に合点がいった

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▼紙面のイメージ 2024年2月22日号

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