残暑和らぐ絶品グルメ ざる豆腐、冷やし中華、山椒オイル

「ざる豆腐」復活 限定販売
檜原村 ちとせ屋 夏の人気商品

旨味が強く、何もつけずに食べてもおいしい
旨味が強く、何もつけずに食べてもおいしい

 檜原村払沢の滝近くのとうふ店「ちとせ屋」の人気商品「ざる豆腐」が約1年の製造休止期間を経て復活した。甘味の強い北海道産大豆を使用。豆乳の濃さは他商品の1・5倍で、濃厚な味わいが特徴だ。暑さで食欲の落ちる時期、調理いらずで食べられるのもうれしい。

 ざる豆腐は夏に需要が高まる商品だが、製造を行う早朝時間帯の従業員が確保できず、昨年7月にやむを得ず提供を休止。猛暑の今年、販売再開を望む声を多数受けたことから製造体制を整え、再び提供することにした。

 豆乳ににがりを打ち、固まったものをそのままオタマですくい、ざるに盛った商品。型枠に入れて押し固めるもめん豆腐などと比べ水分が多めで食感は滑らか。水分と一緒に旨味を閉じ込めるため、大豆の豊かな風味が味わえる。

 8月中は1日25個ほどの製造販売を予定。価格は626円。店はきょう4日まで夏期休業。通常は毎週火曜と第1、3、5月曜定休。営業時間は9時30分〜16時30分。問い合わせは042(598)0056まで。(伊藤)


創業150年の製麺所
あきる野 寿美屋の冷やし中華

調理の一例
調理の一例

 あきる野市五日市の檜原街道沿いにある製麺所、寿美屋(岸忠史社長)で冷やし中華(1食120円)を販売している。毎年この時期を楽しみにする客がいる人気商品だという。

 150年を超す老舗の製麺会社。冷やし中華は50年以上販売している。中太縮れの中華麺と関西から仕入れるしょうゆベースのたれがよく絡む。

 酸味控えめで子どもでも食べやすい。野菜との相性も良く、定番のキュウリや卵、トマトなどの具のほか、ナスやアスパラガスなど夏野菜をトッピングするのもおすすめだという。

 冷やし中華の販売は夏期のみだが、中華麺とたれは別売りしているため夏季以外でも購入できる。

 製麺所併設の直売所で販売。営業時間は9時30分〜18時(夏期は18時30分)。問い合わせは042(596)0018まで。(藤野)


爽やかな香り広がる山椒オイル
あきる野 WOODLAND BOTHY

 あきる野市養沢でグランピング施設や古民家宿を経営するWOODLAND BOTHY(佐藤洋亮代表)が、「山椒オイル」(500円)を同施設や、養沢毛鉤専用釣場直売所で販売している。

 2020年に商品化。養沢産の山椒をオリーブオイルに1週間程度漬け込んだもので、爽やかな香りが特徴。白身魚の料理やパスタのアクセントになる。同施設で提供する料理にも使われている。

 いつもの料理にかけるだけでひと味違うおいしさを楽しむことができる。

 問い合わせは042(596)6645WOODLAND BOTHYまで。