あきる野市野辺 焼肉宝屋 こだわり抜いた素材で勝負
あきる野市野辺の焼肉店「焼肉宝屋」の扱う牛肉は軟らかく、脂が口に残らない舌ざわりだ。店主の吉村仁さん(58)は「安い肉は世の中に多くあるが、利益を追求しておいしくない肉を使いたくない。しっかりとお客を満足させたい」とこだわりを語る。
ランチタイムはごはん、サラダ、スープ、キムチが付いた定食を提供。タレやキムチは業者に頼らず店で手作り。牛肉は選び抜いた仙台産和牛を使用している。「霜降りの度合いが高い5等級も使うが、4等級をメーンに使っている。霜降りとは要するに脂分のこと。表現は難しいが4等級の方が肉の味がしっかりと出る。食べてみれば私の言いたい事は分かるはず」と話した。
値段はロース定食、カルビ定食、上タン定食が1580円。特盛定食が2180円など。価格帯について「定食は消費税を入れれば1700円ぐらいする。昼食でこの値段は高いかもしれないが、客に満足してもらえるものを提供したいと思っている。正直なところ、他の店に比べ原価率の高い価格設定にしている。焼肉店は素材をそのままお客さんに提供する業種だからこそ素材は追及したい」と話した。
吉村さんは長年、飲食業界に従事。店は3年前に開店した。カウンター席もあり1人で来店する客も多いという。
問い合わせ・予約042(595)5283。午前11時30分~午後2時・午後5時~9時。火曜定休。(小澤)