あきる野ゆかりの人を訪ね あきる野歌碑めぐり 佳月橋の脇に金田一春彦の歌碑完成

歌碑 いつか いちどは 来たいと思うた 見ても見あきぬ あき川に
国語学者の金田一春彦(1913‐2004)が秋川を詠んだ歌が石に刻まれ、このほどあきる野市小和田の佳月橋の脇に歌碑が設置された。
春彦は生前、数回にわたり佳月橋近辺を訪れ、地域の人から受けたもてなしのお礼に、色紙に歌をしたため贈ったとされている。昭和40年5月2日の日付で残る色紙をもとに、あきる野市が歌碑を建てた。歌碑は国語学者の肩書きを連想させる本の形をしたデザイン。
新たな歌碑の建立を機に、市は五日市地区に点在する6つの石碑を結ぶ「あきる野歌碑めぐり」マップを作成した。同市に縁のある5人の歌碑と五日市憲法草案の碑をたどる散策ルートで、全長10・5㌔㍍。所要時間は約2時間30分。
モデルコースは武蔵五日市駅→五日市憲法草案の碑(五日市中学校)→金田一春彦歌碑(佳月橋脇)→三遊亭歌笑記念碑(黒茶屋遊歩道内)→中西悟堂歌碑(戸倉しろやまテラス)→三ヶ島葭子歌碑(徳雲院)→秋川渓谷瀬音の湯。
マップの配布場所など問い合わせは042(595)1135市観光まちづくり推進課まで。(伊藤)