小ぢんまり アットホーム  親子連れに人気 羽村市動物公園

サバンナ
キリンが見られるサバンナ園

羽村市動物公園に貴重なシベリアオオヤマネコのメスがドイツからやってきた。名前はポテト(2歳)。オスのチップのお嫁さんだ。凛々しい表情の中にも愛らしさがあり、見ていて飽きない。
チップが園舎の中で悠々と寝そべっているのに対し、来たばかりのポテトは人前にまだ慣れていないため姿を見せないこともある。そんな時は園内を一巡して再訪するのがいい。
サバンナ園ではキリンやシマウマ、ダチョウが日向ぼっこ。成長中のトナカイの角を眺めたり、ポニーにえさをやるのも楽しい。子どもたちに大人気のフンボルトペンギン、10種を超す日本系鶏も見られる。小さな子にはモルモットとのふれあいもうれしい。
同公園は1978(昭和53)年に開園。小規模園ならではのアットホームな雰囲気が魅力で、乳幼児と両親、祖父母などの家族連れが多く訪れる。近隣のリピーターも多く、先月20日に入園者数1000万人を突破した。
リーダーの大石誠さんは「休憩時間も含め2時間もあればゆっくり見て回れる小さな動物公園です。気合を入れて来なくても、『今日は晴れたから行ってみようか』と気楽に来ていただけます」と話している。
入園料の安さも魅力のひとつ。親子で来園しても、1000円でおつりが来る。
連休明けの5月13日には羊の毛刈り見学と羊毛マスコット作り、14日には飼育員による鳥類の解説がある。鳥インフルエンザの影響で鳥類とのふれあいイベントは休止中。
開園時間は午前9時~午後4時30分。月曜休園(祝日は営業)。大人(15~64歳)300円、子ども(4~14歳)50円。042(579)4041。(伊藤)