雄町米使用の日本酒を提供 羽村市五ノ神 和製バル「亀甲」

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手羽先、つくね、昆布揚げなどのつまみ

羽村市五ノ神、武陽液化ガス近くの居酒屋「亀甲」は今年1月にオープン。店長の海野実さん(50・青梅市)は「居酒屋と言うよりも、和製のバルといった表現がしっくりくる」と店のコンセプトを語る。バルとは食堂とバーが一緒になったような飲食店のこと。
海野店主は大手回転寿司チェーンなどに勤務してきた。店を開店するにあたり「客の要望にこびるのではなく、自分好みな酒と食事を提供したい」と考えメニューや酒類を厳選した。
日本酒は雄町米から作った酒を提供する。銘柄は「超久」(岡山県)、「開運」(静岡県)そして東村山市の地酒「屋守」などが味わえる。「僕は辛口淡麗の日本酒は好きでない。雄町米からできた日本酒はふくよかな味が強く、口に余韻が残る」と特徴を解説した。
料理は手羽先、つくねなどの鶏料理がメーン。品目によって大山、豊後、けんみ鶏、日向の4銘柄の鶏肉を使い分けているという。塩気の利いた手羽先は酒がすすみそう。その他、牛肉、豚肉料理などがそろう。
今後、おつまみの持ち帰りと通信販売を検討中。「お惣菜は売っているが、おつまみを売っている店は少ないのでは。宅飲みが流行っている昨今、料理するのが面倒くさいと思っている一人暮らしの男性に、幸せを感じさせてあげられたらな」と話した。
営業時間=月~土曜・午前11時~午後11時。日曜・午前10時~午後8時。不定休(スマホアプリで確認)。問い合わせ=042(555)8888。(小澤)
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