桜えびのかき揚げそばがおすすめ 開店15年 志向庵 福生市

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 福生市志茂のそば店「志向庵」(森田敬一朗代表・34)は、店内に落ち着いてくつろげる板の間や座敷があり、そば目当ての客のほか、宴会での利用客も多い。
かつおだしの効いた汁に、主に信州八ヶ岳のそば粉を使用した二八のそばは「のど越しがよく、そばの風味がしっかりと残るそばを目指している」と、敬一朗さんは丹精込めてそばを打つ。
おすすめは4~6月と10~12月の限定メニュー、静岡県由比港から仕入れた桜エビを使った「桜えびのかき揚げそば」(1330円)。直径10㌢ほどのかき揚げは「簡単には真似できない」という自信作。「衣がフワフワかつ、サクサクした食感でありながら、エビの風味が味わえるよう試行錯誤を繰り返した」という。
そばのお供の日本酒には「多満自慢」「嘉泉」「澤乃井」「喜正」「千代鶴」の西多摩5蔵などがそろう。5蔵の日本酒のうち3つを選んで飲む「地酒利き酒セット」(780円)も人気だ。
店は開店15周年。若い世代に来店してもらうのが今後の目標。今月は若年層が多く集まる市内の音楽フェスに出店し、桜エビのかき揚げや、そばを薄くのして揚げた「そばチップス」を販売し、好評を得た。
午前11時~午後2時30分、午後5時~10時30分(最終入店8時30分)。火・水曜定休。問い合わせ042(551)2843。(小澤)