瑞穂町　たまご工房うえの　無農薬自家製小麦を使用

　瑞穂町駒形富士山の「たまご工房うえの」（上野ひろ子店主）は、新鮮な卵をぜいたくに使ったロールケーキとプリンのお店。クリスマスには、ノエル型の「苺＋クリーム」と「苺＋チョコクリーム」を予約販売する。
店主の上野さん一家は、この地で60年前から養鶏業を営む。お菓子の店を始めたのは12年前。もともと新鮮な卵を使って家族のためにお菓子作りをしていたひろ子さん（66）は、孫が生まれたことをきっかけに「さらに安心な食べ物を」との思いで、小麦や果物の栽培まで始める。
放し飼い卵、無農薬の小麦・果物などを使った、丁寧で誠実なその味は、次第に周囲の評判となり、自宅の一部を改装してお店を始めることに。現在は、ひろ子さんと娘の雨森桂さん（42）が手作りしたお菓子が店頭に並ぶ。
苺をふんだんに使った、同店ならではの優しい味わいのクリスマス限定ノエル型ケーキ。苺＋クリーム、苺＋チョコクリームは各２８００円。15日頃までに予約を。
ロールケーキの生地は、きめ細かくしっとりでふわふわの「シフォンロール」。「試行錯誤をする中で発見した秘密の工程が２、３含まれた自慢のシフォンです」とひろ子さん。
卵の販売もしているほか、カフェスペースもある。営業時間は午前９時半～午後６時。定休なし。問い合わせは０４２（５５７）０４９４まで。（澤村）