あきる野 八百竹商店 毎朝4時起きで青果市場へ

やおたけ1 あきる野市五日市の青果店「八百竹商店」(中村昌喜店主)は、檜原街道の路地裏にありながら、ひっきりなしに客が訪れる人気店。種類豊富で味の良い果物が評判で、正月に向けみかんやりんごを求める客が増えるという。
「表通りに面していないうちみたいな店は、味が生命線」と話す中村店主(52)。「味が良いものしか置かない」という思いから、毎朝4時起きで新宿区の淀橋市場へ出向き、自分の目と舌で確かめて買い付けている。「いいものだから値段は安くない。でも本当にいいものをお客さんにおいしいと言ってもらって、また店に来てもらう。それがやりがいだね」と話す。
正月の一番人気は、みかんとりんご。みかんは長崎産「味まる」や愛媛産「真穴」が定番で、今年は特に長崎・愛媛産の味が濃くて良質だという。りんごは、定番の「サンふじ」をはじめ、皮が黄色く蜜入りの「あまみつき」や「はるか」など、変わった品種もおすすめ。味の良さから、贈答用に求める人も多いという。
そのほか、イチゴやデコポンなども例年人気。営業時間は午前9時~午後7時半。年内無休(年明けは5日から営業)。問い合わせは042(596)0332まで。(佐々木)