地元向けの食事処に 「くうべえ屋」オープン
檜原村の神戸国際マス釣場内に1日、食事処「くうべえ屋」がオープンした。釣場に来る観光客だけでなく地元の人に日常的に使ってもらえる店にしたいと、手ごろな価格のメニューをそろえた。
村の第三セクター「めるか檜原」が、釣場と併せて運営する。「店の名前はわかりやすいのが一番」と、同社系列の食品スーパー「かあべえ屋」(檜原村上元郷)にならい、「食うべえ」の方言をそのまま店名にした。
メニューはとんかつ、天ぷら、しょうが焼きなど定番の定食(800円~1000円)と、丼もの(600円~800円)、うどん・そば(500円~700円)など。天丼、天ぷらうどん・そばには檜原産のマイタケを、定食の小鉢には村内の井上食品の刺身こんにゃくを使用する。村の食材を適度に取り入れながら外の味にも触れてもらおうと、とんかつ用の肉は山梨県のブランド豚クリスタルポークを使っている。
料理長の小林喜久夫さん(63)は、和食を中心に長年調理畑を歩んできた。「村の中、特に(釣場のある)北の地域には飲食店がほとんどない。この食堂が、地元の人が気楽に立ち寄れる場所になればいい」と話し、今後は寿司などのメニューも少しずつ増やしていきたいという。
釣場責任者の大野聡さん(34)は「『散歩のついでにあの店に行こう』と散歩の目安にしてもらえたら」と話している。
営業時間は午前11時半~午後3時半。3、4月は水曜定休、5~8月無休。問い合わせは042(598)0132まで。(伊藤)