全粒粉の芳ばしいつけ麺が一押し あきる野市伊奈 麺処薫 豚骨ベースにサバ節など魚介系ダシ効かす
昨年12月に開店したラーメン店「麺処薫」(松村薫店主、あきる野市伊奈)は、豚骨スープをベースにサバ節などの魚介系ダシが効いたつけ麺がウリ。夜間には居酒屋としても利用できる。
松村薫さん(34、同市山田)は、5年ほど前から本格的なラーメンを作ることが趣味になり、友人を家に招いて振る舞うと「うまい!」とほめられるように。趣味が高じて開業した。
一押しのつけ麺「普通のつけ麺」(800円)は魚介系のダシの香りが口に広がり、それを豚骨スープの味が追いかけて来る濃厚な味付け。麺は小麦粉の胚芽、表皮までを挽き合わせた全粒粉の太麺で、風味が強いのが特徴だ。
松村さんは「僕はラーメンについてはまだまだ素人。メニュー名に『普通の』と入れたのは、おいしいものを期待されていたら、まずかった時に申し訳ないなという気持ちから」と謙虚に話す。「インターネットなどを見ると、店は悪くない評価を得ていて一安心」と胸をなでおろす。
つけ麺のほかはあぶらそば「あぶらーめん」(700円)が人気。夜は居酒屋としても営業し、200円~500円とリーズナブルなおつまみ、アルコール類も充実している。今後は「ラーメン屋兼居酒屋形態の店を市内の別の場所に展開していきたい」という。
営業時間は午前11時~午後2時、午後5時~9時。火曜定休。大人数の場合は予約を。問い合わせは042(519)9920まで。 (小澤)