古民家を簡易宿泊施設に ゲストハウス「古民家リラックスホーム」青梅市千ヶ瀬バイパスにオープン

「古民家リラックスホーム」オープン(青梅)(1) 簡易宿泊施設のゲストハウス「古民家リラックスホーム」(青梅市千ヶ瀬町4‐314‐1)が千ヶ瀬バイパス沿いにオープンする。バイパス中央付近北側のラーメン店「花月」の裏にある。オーナーは市内在住のKMさん(72、女性)で同ホームは生家。築約80年という昭和初期の純和風の平屋建築をそのままゲストハウスとして提供する。
広い前庭、枯山水の裏庭がある敷地は約600平方㍍。建物は約150平方㍍ある。アコーディオンカーテンで隔てた屋敷の3分の1は宿泊施設の管理オフィス。
客室は座敷として使われていた20畳の和室。ふすまで仕切れば3室になる。障子は雪見障子など5種類。組子欄間、本床の間、違い棚、千本格子の書院窓などのしつらえは魅力十分。
広いゲスト用キッチン、洋式トイレ、浴室・洗面所、洋間のリネン室とピアノが置かれた体験教室がある。寝具、寝衣は用意してある。エアコン完備。
宿泊費は1日1人3500円。(税込)。宿泊定員は10人。団体客歓迎。事前予約。宿泊の手続きは予約電話とHPで受け付ける。
食事は提供できないが、ガスレンジ、電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器完備。徒歩2分の場所に大型スーパーがある。
KMさんは「初めは取り壊しを考えていたが、これだけの古き良き昭和時代の趣を残している民家造りの日本建築は東京ではそんなに残ってない。外国から来る観光客だけでなく、若い旅行者などのためにもぜひ残すべきというアドバイスをたくさんもらった。古民家での宿泊を通して旅行者と地域の人との交流が生まれるゲストハウスを作ろうと思った」と開業の動機を語った。
問い合わせ090(5195)7782まで。(吉田)