JA西東京の直売センターで静かな人気 地元で栽培、製造のウコン商品 渡辺ファーム チップや粉末、飴

IMG_1095 疲労回復や二日酔い解消などに良いと、ウコンのドリンクや健康補助食品が売り上げを伸ばしている。JA西東京のかすみ直売センター(青梅市新町)とグリーンセンター(同市梅郷)で販売されているのは地元で栽培、製造されたウコンチップや粉末、飴。5年ほど前から扱っており、最近では定期で買い求める人が出始めている。
栽培、製造しているのは同市梅郷の渡辺ファーム(渡辺米蔵代表)。2004(平成16)年に地方公務員を退職後、農業に本腰を入れるようになった代表の渡辺さん(74)が、自らの体験をきっかけに5年前から始めた。
健康診断で肝機能の衰えを指摘された折り、知人からウコンの粉末を飲用することを勧められた。半年ほど飲むと機能が改善。農地があることから自家栽培を始めた。ウコン農家から教えを乞い、本などで学んだ。乾燥チップや粉末の製造は、裁断機や乾燥機などを導入。工夫を重ねて製品化した。
現在はインスリンが含まれているという菊芋のチップも扱っている。いずれの製品も口コミで評判が広がり、固定客が付いている。
お茶にして飲むウコンチップは60㌘で600円。牛乳などに入れて飲む粉末は50㌘で600円。おいしくウコンが摂取できると人気が出ているウコン飴は25粒で450円。菊芋チップは60㌘で650円。
渡辺さんは「サプリメントもいろいろあるが、自然のものを自然に摂取するのが間違いない。健康な人が増えてくれればそれが一番。求めてくれる人がいるから続けられる」と話している。
問い合わせは0428(76)0343渡辺ファームまで。(岡村)
※ウコンはショウガ科の多年草。南アジア原産。ショウガに似た根茎から黄色の染料、鬱金を採る。ターメリックの名でカレーの香辛料としても知られる。薬用にも多く利用される。