『おうめ文化財さんぽ』作成 子ども向け文化財ガイドブック 青梅市郷土博物館 27日から販売

SONY DSC 青梅市郷土博物館(同市駒木町)はこのほど、さまざまな文化財を11のさんぽコースごとにめぐるガイドブック『おうめ文化財さんぽ』(A5判、フルカラー、158㌻)を作成した。イラストや約200点の写真を交えながら、小中学生でも見やすいよう工夫されている。27日から同博物館と青梅市役所3階社会教育課(平日のみ)で、700円(税込み)で販売する。販売部数は500部。
作成の目的は、子どもたちをはじめ多くの人に、市内の神社仏閣や名所旧跡などの文化財を知ってもらうこと。実際にコースを歩きながら1年がかりでまとめたもので、子どもたちがなるべく読みやすいよう簡単な言葉を使ったり、振り仮名を振ったりしている。また、コースのほかに市内の指定文化財や歴史年表なども掲載している。
コースは、①安楽寺から吹上峠入口へ、②岩蔵温泉から黒沢へ、③御岳山と御師集落、など全11コース。小中学生が1時間~半日ほどで踏破できるように設定したという。
同書は市内の図書館や小中学校に配布する。作成に携わった同博物館の岡本拓也さんは「子どもにも対応したガイドブックは初めて。ぜひ郷土学習の中でも使っていただけたら幸いです」と話していた。
問い合わせは0428(23)6859同博物館まで。(佐々木)