注目のインスタ映えスポット 建て替え完了 檜原村下元郷の公衆トイレ
夕闇にライトアップされ存在感を放つ建物は、高級料亭か神社仏閣か―。ここは檜原村下元郷。建物の正体は、このほど建て替えられた公衆トイレだ。格子の壁が美しく、電気が灯ると幻想的な雰囲気になる。
老朽化したトイレをインパクトのある建物にしようと、村が都の補助金も活用しながら約6000万円をかけて建て替えた。木材は檜原産のスギ、ヒノキを使用し、木の質感や香りの残る塗装を施した。細かいヒノキの板で葺いた屋根が特徴的。男女各1棟とベンチ付き休憩所の3棟で構成される。照明は午後8時に消える。
岐阜県のオークヴィレッジ木造建築研究所が設計し、同村上元郷の光壽建築が施工した。(伊藤)