料理もワインもリーズナブル　五日市イタリアン「クイント」 　地域に根ざした店に

　ＹＯＳＨＩＺＯ（ヨシゾー）グループ５店舗目となる五日市イタリアン「クイント」（大久保善幸店長）が先月、あきる野市の五日市壱番館１階にオープンした。地域の食材を積極的に使い、丁寧に調理された日本人好みのイタリアンが味わえる。料理もワインもリーズナブルな価格設定で、早くも地域にファンを増やしている。
店舗が入る壱番館は築１３０年の風情ある和風建築で、五日市のシンボル的な建物。同店は他の４店舗とは異なり、畳の上にテーブルとイスを設置。靴を脱いでくつろぐスタイルは独特の解放感があり、年配客にも喜ばれている。６００円～８００円代の手ごろな価格のメニューを充実させ、ワインも１９８０円から用意した。他店にはないクラフトビールも提供する。
ＹＯＳＨＩＺＯの看板メニューともいえる薪釜ピザがない代わりにパスタに力を入れる。もちもちした食感が好まれる生パスタを用い、７種類ほどの味から選べるようにした。
店名の「クイント」はラテン語で５番目を意味する。「グループ５つ目の店舗」と「五日市」の「５」をかけた。
　店長の大久保さん（39）は「飲めるし食べられる、大衆食堂のイメージで店づくりをしました。価格も低めに設定してあるので、地元の人にふだん使いしてもらえたらうれしい」と話している。
営業時間はランチ午前11時半～午後２時45分（ラストオーダー）、夜は５時～９時（同）。閉店は30分後。月曜定休。問い合わせは０４２（５８８）５０４１まで。（伊藤）