若干小ぶり、質は上々 来月1日アユ解禁 秋川漁協が試し釣り
秋川漁協は来月1日のアユ解禁を控えた25日、秋川で人気の釣りスポット「なかとぎ」(あきる野市舘谷)で試し釣りを行った。今年のアユは稚魚放流時の水温の低さや渇水の影響で成長がやや遅く、例年より若干小さめの傾向にあるが、形、香りともに質の良さが際立っていた。
午前11時から1時間、腕に覚えのある漁協役員ら6人が調査員として秋川に竿を出した。100人近いギャラリーがその様子を食い入るように見つめ、大物が掛かったり、釣ったアユを取り落としたりするたびに「おおっ」という歓声を上げていた。
6人の平均釣果は21尾。大きさでは宮﨑慶一さんの17・3㌢、38・5㌘が最高だった。
結果を受け小峰和美副組合長は「3月30日の放流前後から渇水が続き、川の状態はよくなかった。先日の雨でほぼ平水位に戻り、気温も上がってきたのでコケの生長も良くなっている。良い状態で解禁日を迎えられそうだ」と話した。(伊藤)