檜原村の山火事7㌶が焼失 消火活動3日にわたる 村では過去最大級

山火事 先月27日午後3時過ぎ、檜原村南郷の矢沢林道で発生した山火事は、29日午後5時6分、鎮火が確認された。山林7㌶が焼失した。これまで村で発生した山火事の中で最大級ではないかといわれている。
現場は個人所有の山林。火災発生時、東京都農林水産振興財団の委託を受けた業者が伐採したスギ、ヒノキを片付け、整地作業をしていたところだった。都と秋川消防署は出火原因や火災による経済的損失額などを調査中だ。
管轄する秋川消防署をはじめ東京消防庁の応援隊、地元消防団、自衛隊災害派遣部隊の協力も得て消火にあたっても、山は3日にわたり燃え続けた。
秋川消防署では「春先から梅雨前にかけての山はよく乾燥していて燃えやすい。山火事は住宅火災と比べ現場に行くまでに時間がかかり、水のない場所でもあるので火が消えにくい」という。春の火災予防運動でも山火事注意を訴えているが、タバコや焚き火の始末を徹底するよう改めて呼びかけた。 (伊藤)