第2回あきる野まちゼミ 8月開催に向け事前講習会

まちゼミ 8月1日から1カ月間開催される第2回あきる野まちゼミに向け、同実行委員会(岡野悦史委員長)は先月28日、あきる野ルピアで2回目の事前講習会(全3回)を開いた。初回に続き、まちゼミの生みの親である松井洋一郎さんが講師を務めた。
実践編の今回は前回学んだまちゼミのコンセプトを踏まえ、松井さんが参加者に講座組み立てのノウハウなどをアドバイス。参加者は4、5人のグループに分かれ、仲間の意見を参考にしながら自店で行う講座内容を検討した。
お店の人が講師となり、商売から得た専門知識や情報を無料で提供する講座「まちゼミ」。松井さんの住む愛知県岡崎市で2002年に始まり、今では全国2万2500社が参加する。新規顧客の獲得や客離れの防止などで成果を上げ、商店街活性化の有効策として注目されている。
単発で実施するより継続した方が成果が上がることも実証されており、あきる野市でも昨年に続き2回目を開催する。
松井さんが説く講座組み立てのポイントは、お客の満足度や感動値を上げるのを最優先すること。例えば化粧品店なら、化粧品を売り込むのではなく、きれいになるコツを伝授する。講座のキャッチコピーには数字や形容詞などを入れ、店の姿勢や講座内容が具体的にイメージできる言葉を並べるよう助言した。
また、講座に来た人の25%が売上につながるというデータを基に、新規顧客をたくさん得たいなら講座の種類や回数を増やすといいなどと説いた。(伊藤)