あきる野映画祭35年の活動に幕 栗原実行委員長「協力に感謝」

あきる野映画祭 第35回あきる野映画祭が先月28日、3日間の上映を終え閉幕。35年続いたイベントが終了した。樹木希林、永瀬正敏出演の「あん」(河瀬直美監督)を上映した最終回は、150人を超す観客で満席に近い状態となった。
27日には映画祭と縁の深い安田真奈監督、28日には「四月の永い夢」で主演を務めた女優の朝倉あきさんによるトークショーがそれぞれ行われた。ロビーには吉永小百合さんから映画祭に寄せられた直筆のメッセージが、会場内には歴代の映画祭ポスターが展示され、名残を惜しむ観客らが見入っていた。
最終日、栗原一夫実行委員長は「映画祭には多い年で8000人を超す方々が来てくれた。これまでに延べ350社の協賛をいただき、いろんな人の協力があって35年続けてこられた。一人ひとりにお礼を言いたい。こういう映画祭が五日市から始まり、あきる野にあったことを心にとめてもらえたら」と、感謝のあいさつで締めくくった。(伊藤)