瑞穂町拠点とする特撮造形師 村瀬さんの 特別展初開催 来月16日までけやき館で

瑞穂町内に拠点を構え、数多くの造形物を作り世界に送り出している造形師、村瀬継蔵さん。その貴重な造形物が並ぶ特別展「特撮造形師 村瀬継蔵~瑞穂でうまれた怪獣たち~」が来月16日まで、同町郷土資料館けやき館(同町駒形富士山)で初開催されている。来月15日午後1時半~3時半には、同館多目的室でトークイベント「村瀬継蔵が語る 特撮技術の裏側」が行われる。
村瀬さんは1935年、北海道池田町に生まれる。58年、株式会社東宝砧撮影所に入社後、独立し66年に株式会社エキスプロダクション設立。72年に特殊美術造形ツエニーを狛江市に設立し、78年創作の拠点を瑞穂町に移転した。現在も町内を拠点に造形作品を作り続けている。
村瀬さんが造形師として参加した主な作品は、映画『ゴジラVSモスラ』(92年)、『ゴジラVSキングギドラ』(91年)、『北京原人の逆襲』(77年)、テレビ『怪獣ブースカ』(66年)など。世界的にも有名な特撮作品でモスラやキングギドラなどの怪獣を造り続けてきた。
特別展では、今回のために改めて制作した巨大なモスラを同館1階ガイダンスホールに設置。特撮造形物などを集めているタレントなべやかんさんの貴重なコレクション、最新の造形作品、写真や資料のパネルなどが多数展示されている。
観覧無料。トークイベントは定員100人で1日から予約を受け付ける。問い合わせは042(568)0634けやき館まで。(佐々木)