和食をよりディープに楽しめる酒 「純米吟醸 本まぐろ‐HONMAGURO‐」を発売 田村酒造場 大胆な酒銘に驚きの声

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ラベルも斬新なデザインに

田村酒造場(田村半十郎社長、福生市福生)は、「純米吟醸本まぐろ‐HONMAGURO‐」を発売した。和食をよりディープに楽しめる酒であることから、既成概念にとらわれることなく和食素材の代表となる本まぐろを大胆に酒銘にした。
刺身や寿司などの魚料理と相性抜群で、訪日観光客、料理と酒のペアリングを愛好する日本酒通らに提案する。大吟醸レベルの精米歩合で醸し、高級感のあるほどよい吟醸香と旨みをまとった辛口が特徴となっている。
2020年の訪日外客数は4000万人を見込み、日本を何度も訪れる外国人が急増する。訪日の楽しみといえば「和食」は欠かせない。同酒造場では、和食×日本酒からさらに踏み込んで、魚料理とあわせる日本酒の妙味をPRしたいと考えてきた。
洗練を重ねた日本の寿司‐Sushiや刺身‐Sashimiは今や和食文化の象徴として世界中に認められた単語。だが、あわせる食中酒の決定版として日本酒の地位が確立されているかと言えば、物足りないものを感じていたという。
寿司に表現される通り、「魚と米の相性」は最高。当然、米から作られた日本酒は魚料理に抜群に合う。同酒造場では、「ほどよい吟醸香で、米の旨みやコクがあること」「後口がキレよい辛口が魚の繊細な旨みや甘味をひきたて、食欲を増進すること」の2点に狙いを定めて、「純米吟醸 本まぐろ‐HONMAGURO‐」を開発した。
酵母は秋田酵母を採用。仕込み水は蔵元敷地から湧き出る秩父・奥多摩の伏流水を使う。
アルコール度数15度、精米歩合50%。1・8㍑3300円、720㍉㍑1650円。いずれも税別。地元の酒販店や大手百貨店、土産店などで求められる。(岡村)