青梅・奥多摩もみじ協定 参加団体軒並み好感触 引き続き連携&PR強化を 9団体が情報交換会

SONY DSC
新しいポスターを手にする団体代表者ら

「青梅・奥多摩もみじ協定」を昨年9月に締結した青梅市、奥多摩町の観光協会や商店組合など9団体は18日、青梅商工会議所(青梅市上町)で情報交換会を行った。9団体の代表者をはじめ、連携しているJR東日本八王子支社社員ら15人が参加。参加者は一様に昨年の紅葉シーズンの観光客数は増加したと報告し、引き続きの連携を確認し合った。同支社は御岳山観光協会がドローンで撮影した紅葉の動画を活用し、首都圏でのPRに取り組むとした。
協定に基づき9団体は「奥多摩もみじ大爆発‼」をキャッチフレーズに、連携して紅葉をPRしてきた。あいさつに立った青梅市観光協会の小澤徳郎会長は「青梅・奥多摩が一体化して観光振興に取り組む意義深い連携をすることができた」、奥多摩観光協会の原島俊二会長は「お客様には行政区分は関係ない。同じ沿線でありますし、同じ方向に向かって今年も力を合わせていけたら」と述べた。
昨年度の状況としては、御岳山観光協会の馬場喜彦会長は「例年『天空もみじまつり』というイベントを開催しているが、去年は第3回目で、前年度に比べ3万人観光客が増えた」と報告。吉野梅郷商店組合の鈴木宗組合長は「イベントのおかげでお客様が流れてきた。連携のありがたみを実感した」とした。
同支社からは御岳山観光協会から提供されたドローンの動画を編集し、首都圏でのPRに活用することを報告。具体的には、車内に設置されている液晶ディスプレイ「トレインチャンネル」や駅舎のデジタル広告で放映するとした。また紅葉の情報を盛り込んだパンフレット6万部を首都圏の駅で配布する、各エリアの見どころを掲載したポスター400枚を掲出するとした。(佐々木)