小池都知事 奥多摩町日原など 西多摩の被害状況を視察 復旧に全力を挙げる

小池都知事が16日午前、12日に中心が首都圏を通過した台風19号で被害が大きかった奥多摩町日原、日の出町大久野などを視察し、復旧に全力を挙げることを行政関係者や住民に伝えた。
川の増水による道路の崩落や崖崩れなどで両町では日原地区や大久野地区で住民が孤立しているほか、奥多摩町ではほぼ全域で断水も起きている。
都知事はヘリコプターで奥多摩町の登計原グラウンドに到着。車を降り、徒歩で30分かけ日原地区に向かい、日原街道の崩落現場を視察。その後地元の会館で河村文夫町長を交え、住民らから報告を受けた。
都知事は「水道は数日後には繋がる予定。食料などの必要な物資も空輸などで届けます。道路は少し時間がかかるが、復旧に全力を挙げます」と話した。
その後、日の出町の都道崩落現場とあきる野市山田の秋川の決壊現場を訪れ、自分の目で被害状況を確認した。
都は14日、日の出町に対し救援物資として白米2100食、お粥3200食、クラッカー2240食、クリームサンドビスケット1920食、水2㍑510本を送った。
15日には奥多摩町にアルファ化米300食、水500㍉㍑240本を送った。 (岡村)