夜間、本格レコード喫茶に 青梅駅前の喫茶ここから  ジャズ、ロックなど約1万枚

レコード喫茶
レコード喫茶を営む荒川さん(右)と風間店長

青梅駅前の「喫茶ここから」(風間真知子店長)が夜間、本格レコード喫茶になる。ジャズ、ロック、フォーク、ソウル、昭和歌謡・・・あらゆるジャンルのレコードを約1万枚用意。好みの曲をリクエストし、広々とした店内で楽しめる。
レコード喫茶を営業するのは荒川美明さん(60、青梅市河辺町)。今年3月に定年退職したのを機に「好きなことをやりたい」と手持ちのレコードを活用しようと思い立った。当初は自宅を改装して個人的にレコードを楽しむつもりだったが、途中で「せっかくなら音楽の好きな人にも聞いてもらいたい」と方向転換。客として通っていた「ここから」の風間店長に相談し、夜だけ店を貸してもらえることになった。
5月の営業開始から5カ月。まだ多くはないが常連客がつき、好きな曲を持参してリクエストする客も出てきた。
店内で曲をかけると複数のスピーカーから音が流れ、音に包まれるような感覚が味わえる。「いい曲をいい音、いい空間で聞いてほしい」と荒川さん。「CDのスカスカした音と違い、レコードの音は詰まっていて厚みがある」と、アナログならではのまろやかな音を楽しんでほしいという。
水曜~土曜の午後6時~10時営業。問い合わせは0428(84)0678まで。(伊藤)