Rug Time Labo 23日まで秋の展示会 キリムの魅力伝える 青梅の旧織物工場で 時間が磨く草木染の絨毯

青梅市黒沢の山間の地にある旧織物工場。一歩足を踏み入れると、年季の入った梁がむき出しの工場内を色とりどりの絨毯や民族衣装が彩り、異空間が広がっている。
同工場を一部改装し昨年末にオープンした「Rug Time Labo(ラグタイムラボ)」(西由希店主)。トルコのアナトリア地方で紡ぎ出される毛織物キリムなどをはじめ、同地方の暮らしを紹介する博物館のようなアトリエ兼ギャラリーだ。23日まで秋の展示会を開催しており、キリム織り体験のワークショップも開催している。
キリムとは毛房のない織物。ギャラリーではトルコ羊毛を草木染めし、手織りしたこだわりの品を扱っている。草木染めの技術は一時トルコでも廃れたが、欧米など海外で需要が増え、現在も小規模ながら受け継がれている。
店主の西さんは1999年から2年ほどトルコで暮らし、村の女性からキリムや絨毯織り、家庭料理を学んだ。帰国後、村から仕入れたキリムを販売しているほか、同じく村から仕入れた毛糸で作品を製作。オリジナル織り機によるワークショップなども開催している。
ギャラリーでは150年ほど前に作られたアンティークのキリムも展示。「時間が経つほどに美しくなるのが草木染の魅力。実用的で、かつ使い捨てではなく長く使えるものを扱いたかった」と西さん。「トルコで技術がまた廃れないためにも日本で魅力を伝えていきたい」と話していた。
展示会は午前11時~午後4時、キリムをはじめ民族衣装やアクセサリー、生活雑貨などを展示・販売している。ワークショップは1時までで、1回2500円、3回コース7000円(素材代、お茶と茶菓子付き)。
展示会終了後は火・木開店予定。不在の場合もあるので来店時は確認を。問い合わせは090(8778)6892まで。(佐々木)