威風堂々の浮世絵完成 あきる野市草花小 巨大貼り絵お披露目 28日まで市役所で展示

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製作した巨大貼り絵を披露する児童

あきる野市立草花小学校(田中淳志校長)の展覧会が8日と9日に同校で行われ、5・6年生265人が制作した巨大貼り絵「神奈川沖浪裏」(葛飾北斎作)がお披露目された。幅6㍍、高さ4㍍もの大作は体育館の舞台上に飾られ、来場者は威風堂々とした浮世絵を楽しんだ。巨大貼り絵は20日~28日、同市役所1階に展示される。
巨大貼り絵は、たたみ半畳ほどのベニヤ板65枚をつなぎ合わせたもの。1枚を4人で担当し、板に洗濯のりを筆で伸ばしてはちぎった色画用紙を貼っていった。6年の藤沢美結さんは「最後に板を合わせたときに思ったより大きくて驚いた。細かい波の部分もうまく表現できたと思う」と完成を喜んだ。
製作を終え、児童からは「紙きれを並べているという感じだったが組み合わせるとつながっていてびっくりした」「いろんな色が交わるのがきれい」などの声があがったという。図工科の川原隆寛主任教諭(38)は「色が交じり合い響き合う美しさを子どもたちが感じてくれたのはうれしい。名画の力を感じてくれたと思う」と話していた。 (佐々木)