変わる五日市 おしゃれな生花店りぐらん 喜ぶ姿想像してアレンジ、教室も
五日市の顔とも言える檜原街道沿いの商店の並びに、今年に入ってから新たに開業する店が数軒あり、まちの表情が変わりつつある。空き店舗の活用、新店舗の進出がまちに活気をもたらしている。(伊藤)
「五日市小学校入口」信号の角にこの春オープンしたのが生花店「Regranりぐらん」(宮﨑智美店主)。贈答用に、仏花に、ありきたりでなくちょっとおしゃれな花を使いたいという時に頼りになる店だ。
店主の宮﨑さん(あきる野市小和田)は、町の小さな店から老舗店まで複数の生花店に25年勤務し、フラワーデザイナーとカラーコーディネーターどちらも1級の資格を持つ。5年ほど前に独立。自宅でフラワーアレンジメントの注文販売を行ってきたが、このほど縁あって五日市に店を構えることになった。
宮﨑さんの扱う花はキクやカーネーションといった大衆的な花も、淡い色合いのしゃれた形のものが多い。仏花でも、原色のキクを組み合わせたいわゆる仏花とはまったく別物のおしゃれな花束になる。
贈答用のフラワーアレンジメントは、依頼主から使いたい色や花種、かわいい系・ゴージャス系など仕上がりの雰囲気と、どこでどんな人にあげるのかといった情報を聞き出し、もらった人の喜ぶ姿を想像しながら作り込んでいく。
「お花を触っていないと寂しくなっちゃう」と宮﨑さん。生花には不思議なエネルギーがあり、暮らしの中に花があると元気をもらえるという。家庭用には茎が折れたりして長い花束には使えない花を利用したミニブーケがおすすめ。
営業時間は午前10時~午後5時。水曜定休。フラワースクールも開講中。問い合わせは090(4368)0059まで。