食品ロス、備蓄テーマに みんなの栄養展

栄養展
入れ替わり立ち代り一般の人が訪れた会場

食の栄養改善をテーマにした展示イベント「第37回みんなの栄養展」が14日、イオンモール日の出2階イオンホールで行われた。食品ロスや備蓄のすすめといったタイムリーな話題を扱い、利用者の多い商業施設の一角を会場に充てたこともあり、入れ替わり立ち代り見学者が訪れた。
主催は秋川流域で給食を提供する保育園、幼稚園、学校、老人施設、病院などでつくる西多摩保健所秋川地区特定給食研究会(石川明男会長)。施設に勤務する栄養士、調理師らが話し合ってテーマを定め、当日会場で展示の解説をした。
食品ロスのコーナーでは、野菜の皮や葉、残りご飯などを利用したレシピや、外食で料理を残さないための工夫などの展示があった。備蓄のコーナーでは、普段食べているものを多めに買い置きしておき、古いものから消費して買い足す「ローリングストック」や非常時にインスタントラーメンを水で戻すコツなどが紹介された。
食品メーカーによる非常食、アレルギー対応保存食の展示、骨密度や体脂肪率を測定するコーナーもあった。
石川会長は「台風19号で西多摩にも被害が出た。災害への備えに関心が高まっている時期に備蓄などタイムリーな情報を提供できた」と話した。 (伊藤)