有志の企画で4年目 小中野展覧会 あきる野

小中野展覧会
多くの人が足を止めて見入った石井君の昆虫の標本

あきる野市小中野の住民による展覧会が23、24の両日、小中野会館であり、書や絵、木彫などバラエティーに富んだ作品が並んだ。有志で委員会を作って運営し4年目。年々出展者が増え、今年は48人が参加。77点が展示された。
毎年新たな出展者が加わるのが会の特徴で、今年は特に子どもたちによる展示スペースが充実していた。石井勇稀君(五日市小4年)がチョウやトンボ、ゲンゴロウなどを集めた昆虫の標本には多くの人が足を止め見入っていた。
「紙しごと双清」の中川幸子さんによる紙漉きの手順を解説した展示や、科学あそびの講師で知られる「あめジィ」こと雨滝洋介さんの実験道具の展示も人気だった。
運営副会長の峯岸啓一さんは「ご近所さんの作品を集めた小さな展覧会だが、作品と作り手の顔がつながるとぐっと親近感が増すという感想をもらう。この会が住民同士のささやかな交流の場になっているように感じる」と話した。(伊藤)