おうめ若者カフェ 投票率UPプロジェクト 青梅市長選で 「得たものは大きい」

おうめ若者カフェ
市内の駅前で行ったアンケート調査

おうめ若者カフェ(堀山夏歩代表)は17日に投開票された青梅市長選にあたり、投票率アップを目指したプロジェクトを今月1日から実施。20代を中心としたメンバー約30人が、フェイスブックページ「投票率UP」での情報発信や市内の駅前でアンケート調査などを行った。
おうめ若者カフェは、「若者の力をまちに」「思いを行動に」「ここに住みたいと思えるまちに」をコンセプトとし2011年に発足。投票率アップを目指した取り組みは、2015年の市長選時からスタートした。
同カフェは2人の候補者に政策などに関するアンケートを行い、同ページで公表。またページ内で、「投票日当日に出かけてしまう場合は期日前投票を」「投票所の入場券をなくしてしまっても投票はできます」などと選挙に行きやすくなる知識などを発信した。告示後は、青梅・東青梅・河辺の各駅前で「毎日の洋服を選ぶように青梅の未来を選ぼう」「目指せ投票率50%」と記したのぼりを立ててアンケート調査を行った。
結果としては連日の活動は実らず、投票率は36・51%(前回は41・31%)。ただ同カフェのメンバー内でも「これをきっかけに選挙に初めて行った」「アンケートをとることでいろんな人の意見が聞けて視野が広がった」「政治に関心を持てるようになった」などの意見が出たという。メンバーの片谷茜さんは「結果は残念だったが得たものは大きい。選挙に行かない理由が何なのかあらためて考えて、次の活動に活かしていきたい」と話していた。(佐々木)