いま最もチケットが取れない落語家 春風亭一之輔独演会 来月28日、キララホールで

飄々とした雰囲気から繰り出すクールな毒舌が魅力の一之輔師匠©橘蓮二
飄々とした雰囲気から繰り出すクールな毒舌が魅力の一之輔師匠©橘蓮二

春風亭一之輔独演会が来月28日、秋川キララホール(あきる野市秋川)で開かれる。年間900席もの高座をこなす超人気落語家の独演会。チケットは好評発売中。
一之輔師匠は千葉県野田市出身の42歳。2012年3月に21人抜きの大抜擢で真打昇進を果たし、柳家小三治元落語協会会長に「久しぶりに見た本物」と評された逸材だ。古典落語をわかりやすくアレンジして話すため、落語が初めてという人にもおすすめ。滑稽噺から人情話まで骨格のしっかりした高座で、じっくりと聴かせる。飄々とした雰囲気から繰り出すクールな毒舌、洒落の効いたマクラに時折見せるふにゃっとした笑顔が魅力的でもある。
同ホールでは古典系の演芸を好む地域性に合わせ年2回落語会を企画している。一之輔師匠の高座は2016年の五日市寄席が最初。一昨年のキララ寄席を経て今回3回目となる。
独演会は午後1時開演。チケットは全席指定で一般3500円、キララ友の会3200円。問い合わせは042(559)7500(月曜を除く午前9時~午後6時)まで。(伊藤)