「東京渓谷サイクリング」西多摩地域でシェアサイクルの実証実験

地域の観光事業者がお薦めのルート10選を用意。写真はあきる野市の横沢入

 シェアサイクルの実証実験「東京渓谷サイクリング」が25日から西多摩地域でスタートした。実施期間は1年間で、近畿日本ツーリスト首都圏とナビタイムジャパンがドコモ・バイクシェアと協力して行う。
 実証実験は、都と東京観光財団が近畿日本ツーリストなどに委託する「多摩地域観光交通促進プロジェクト実証実験業務」として行われる。
 ドコモ・バイクシェアの電動アシスト自転車と、ナビタイムジャパンの自転車用ナビアプリ「自転車NAVITIME」を組み合わせ、西多摩エリアの観光施設を周遊する交通手段として利用する。
 レンタル費用の決済方法はキャッシュレスを採用。いつでも借りられる無人ポートを設置するほか、事前予約が可能な有人窓口も設け、駅で借りて温泉などで乗り捨てできる仕組みを整える。
 貸出ポートは武蔵五日市駅、武蔵増戸駅、瀬音の湯付近(十里木交差点)、つるつる温泉、青梅駅(自転車等駐輪場)、河辺駅(北口自転車等駐車場)、岩蔵温泉に設置する。
 利用料は午前8時~午後8時が30分で250円、午後8時~翌午前8時が30分で25円、1日料金が2500円。(岡村)