福生 ブーランジェリー ノムラ パリ仕込みの本格的な味 限定の生食パンが人気

 東福生駅からほど近く、スタイリッシュな店構えが目を引くパン店「ブーランジェリー ノムラ」(野村聡店主、福生市武蔵野台)。昨年8月にオープンして以来、生食パンが看板メニューの人気店だ。
 野村店主(41)は22歳からパン作りの道に進み、チェーン店での勤務やフランス・パリでの修行を経て独立。店頭にはパリで習得した伝統製法のパン種「ルヴァン」を使った「パン・ド・ロデヴ」(1個500円、ハーフ250円)、同じく伝統製法でつくり上げるバゲット(1本280円、ハーフ140円)など、本格的なパンがずらりと並ぶ。ショートニングやマーガリンは使わずすべてバターを使うなど、材料にもこだわっている。
 人気の生食パン(1斤350円)は、1日50斤焼き上げてもすぐに売り切れてしまうため、今月からは70斤を1日3回に分けて焼き上げ販売することに。また今月から使用する小麦粉を希少で風味の高い北海道小麦はるゆたかに変更した。野村店主は「もちもちした食感でよりおいしくなっています」と胸を張る。
 ちなみに私はルヴァン種を配合した味わい深いクロワッサンがお気に入り。「今月からはクロワッサンにはフランス産の発酵バターを使い、より本格的な味に近づけました。今後はオリジナルの商品を増やしつつ、うちでしか味わえないような本場の味を提供していきたいですね」と話していた。
 日・月曜定休。営業時間は午前11時~午後7時。(佐々木)