秋川の危険地帯ドローンで空撮 南岸5自治会が映画「防災の絆」制作 一般貸し出しも

映画「防災の絆」の一場面

 あきる野市の網代・高尾・留原・中村・小和田自治会でつくる自主防災組織「南岸5自治会」(荒井實会長)はこのほど、ハザードマップの危険地帯をドローンで空撮した映画「防災の絆」を制作した。
 同組織は大規模災害で秋川にかかる橋が通行不能になった場合、孤立する恐れがある5自治会が、災害時の相互応援や情報共有などで連携できるよう2015年に発足した。防災・防犯をテーマにした講演会や交流イベントなどを行い連携を深めてきた。
 映画は市のコミュニティ事業助成を受けて制作。昨年夏に秋川を上流からドローンで空撮し、全体編(約45分)と各地区別に35分程度の映画計6本を作った。昨年10月13日に予定していた今年度の交流事業でお披露目する計画だったが、前日発生した台風19号の影響で中止に。
 先月、秋川ふれあいセンターであった市内自主防災組織の取り組み発表会で、全体編を15分に編集した映像を上映した。台風の被災状況や自治会の対応などを盛り込み予告編として加えた作品で、大きな反響があった。
 同自治会ではこの映画を各自治会の防災訓練などで上映し活用しているが、希望者には全体編の貸し出しもしている。問い合わせは090(9510)5812御法川さんまで。(伊藤)