給食野菜を安値で即売 食品ロスを減らす 日の出町学校給食センター

即売された野菜は30分ほで売り切れた

 小中学校の臨時休校に伴い、日の出町で7日、学校給食で使用するはずだった野菜や果物の一部が同町役場庁舎前で販売された。食品ロスを減らそうと、同町教育委員会学校給食センター(小作昌弘所長)が即売会を開き、町民らが列を作った。
 段ボールのまま並んだのはジャガイモ1・8㌔入29袋、玉ネギ2㌔入39袋、ショウガ150㌘入18袋、ニンニク70㌘入10袋、清見オレンジMサイズ7個入45袋、サツマイモ800㌘入23袋。小売価格よりだいぶ安く売られ、30分足らずで売り切れた。
 同センターでは臨時休校が決まるとすぐに、食材の納入業者にキャンセルを連絡。ただ、納入が止まらなかったものもあり、比較的鮮度が保ちやすいものを即売した。
 小作センター長は「生産者が丹精込めて作った食材を廃棄するのはもったいなく、即売した。購入いただいた皆さんに感謝します」と話していた。(岡村)