赤塚漫画キャラ駅から消える 今月いっぱいで展示を終了 青梅駅 赤塚不二夫会館閉館に合わせ

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駅に展示された「おそ松くん」の絵

JR東日本八王子支社は18日、青梅市住江町の青梅赤塚不二夫会館と連携して行っている青梅駅の赤塚漫画のキャラクターパネルや銅像などの展示を今月いっぱいで終了すると発表した。
同会館が31日に閉館するためで、改札外のバカボンのパパの銅像、改札内のキャラクター壁面パネルなどを撤去する。また、「ひみつのアッコちゃん」の発車メロディーも他の曲に変更する。
同会館は昭和を代表する漫画家赤塚不二夫さんの絵や写真を展示している建物で、2003年にオープン。市や駅周辺商店街が行っていた「昭和の街」づくりの拠点となってきた。
ただ、建物の老朽化が進み、雨漏りもあり、作品の展示、保管に支障をきたす恐れがあることなどから閉館を決めた。
青梅駅は05年から、昭和30年代後半~40年代の駅舎や雰囲気を再現。『昭和の街』の玄関口として同会館の関連展示物を置き、観光客を迎えてきた。
撤去後の空いたスペースの活用法は未定だが、映画看板などは継続して掲出する。また、発車メロディーは1番線が「恋の通勤列車」、2番線が「楽々鉄道旅行」になる。
同会館は31日まで、「拝啓、赤塚不二夫様 昭和の元気をありがとう」と題し、無料で開放している。(岡村)