青梅の大学生が無償でオンライン学習支援 その名も「休校塾」

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上羽さん(左)ら大学生が指導する

新型コロナウイルスで休校している大学生が、Zoom(ズーム)やLINE(ライン)等のツールを使った無料のオンライン学習支援を始めた。受講の小中高生は次第に増え、指導する学生の輪も広がっている。

大学生は青梅市在住の上羽友香さん(21)とSさん(21)。それぞれ早稲田大学法学部と東京理科大学理学部の4年生だ。

新型コロナ蔓延の影響を受け、大学の授業開始も延期になった。「空いた時間を使って、誰かの役に立てれば」とオンライン学習支援の「休校塾」を6日に立ち上げた。

現在では15人ほどの大学生ボランティアが集まり、小中高生の全教科の学習相談から、進路相談、息抜きのおしゃべりまで幅広く対応しているという。

指導で心掛けたのが、質問を大切にすること。企業や団体が提供する映像授業を見て質問の機会がないと思った。勉強を進めていく中で出てきた疑問に答える「質問箱」の役割ができたらと「休校塾」を思いついた。

ズームでの指導は日時を調整し、最大30分間のオンラインで行われ、メールやラインで回答を希望する場合は分からない箇所を写真で送ると、担当者から回答が返される。

受講希望者はフェイスブックなどSNSから参加フォームを提出するか公式ライン(@216nyscsで検索)で申し込む。メールassistance.in.edu.ome★gmail.comでの問い合わせも可能。

開始から1週間ほどで40人近くの質問に対応するなど精力的に活動している。上羽さんは「無料の休校塾が休校期間の充実につながればうれしい」と話している。(岡村)