青梅 吉澤ワイン商店 「家飲み」に良質なワインを経験豊富なソムリエが厳選 通販で

吉澤ワイン商店のロゴ。家紋を使い「この地に定着するように」と願いが込められている
吉澤ワイン商店のロゴ。家紋を使い「この地に定着するように」と願いが込められている

「家飲みだからと諦めないで。良質でおいしいワインを提案します」と話すのは、「吉澤ワイン商店」(青梅市新町)の代表でソムリエの吉澤和雄さん。同店は「良質なワインのお取り寄せ」をコンセプトに輸入状態の良いワイン約2000本を取りそろえ、ウェブサイトを使った通信販売を行っている。

同サイトで販売する多彩なワイン一つひとつには、吉澤さんが感じたことを記した分かりやすい説明文が添えられている。ワインを検索するページでは価格帯、原産地だけでなく、輸入元、マリアージュ(料理との相性)などの分類からも絞り込み可能で、ワイン初心者に人気な「1万円で送料無料のおまかせセット」なども販売。

吉澤さん(44)は23歳の時に都内レストランで、シェフソムリエとして勤務。ワインの選定や管理をする重要な立場に就き経験を積んだ。都心勤務中にワインバーで、後の妻となる佳世子さんに出会う。佳世子さんもソムリエで「2人でワインショップを経営する」という夢を持ち、ノウハウを得た後、開業した。2人で培ってきた豊富な経験と20年以上続けている試飲で、ワインの品質を判断できるという。

「良質なワインとは大前提として劣化していないこと。ワインは温度変化に弱く輸送時に劣化することが多い。劣化さえしていなければ愛情を込めて作られたワインは基本的においしいものばかり」と吉澤さん。「コロナ禍でワイン生産者への影響は海外のみならず、日本でも多くの在庫を抱える蔵が多い。夫婦で切り盛りする小さなワインショップですが少しでもワインの消費に貢献し、たくさんの人に魅力を伝えるために頑張りたい」と話す。

吉澤さん(右)とワインの生産者
吉澤さん(右)とワインの生産者

吉澤さんは、街ゼミや、飲食店の出張ワイン会の講師としても活動している。「イベント等でお会いできることを楽しみにしています」と話している。問い合わせ、注文は090(9304)5276、または公式サイトから。(木住野)