瑞穂町けやき館 桜染め、板締め染色のマスク販売

板締めで染色したマスク

瑞穂町郷土資料館けやき館(同町駒形富士山)は4月8日からの臨時休館を終え、5月26日に開館した。来館者にはマスクの着用をお願いしており、マスクを忘れた人のために6月3日から、同町ならではの染色をほどこしたマスクを販売している。販売しているのは、町内の桜の木の枝で染色した桜染めマスク(綿100%、通常サイズ300円)。また同町の伝統工芸である村山大島紬に用いられる染色技法「板締め」で染色したマスク(表・麻、裏・綿、大きめ500円、通常サイズ300円)も用意している。いずれも数量限定。

27日には染色体験教室(受付終了)を予定しており、桜染めマスクと同様に花が咲く前の枝を使ってストールを染める予定。担当職員は「花が咲く前に切り出した枝から抽出した染液は、開花前の活力がみなぎっており、何ともいえない桃色を醸し出します」と話していた。

そのほか同館では企画展「みずほの蝶」(前期は14日まで、後期は16日〜7月26日)を開催中。来館者にはマスク着用のほか、少人数・短時間での来館、手洗い、消毒の徹底、連絡先記入などの協力をお願いしている。

問い合わせは042(568)0634まで。(佐々木)