電話で資産状況教えないで 福生署 アポ電強盗の相談増
福生警察署管内でアポ電強盗に関する相談が増えている。同署では「電話で資産状況を聞かれても、教えてはダメ!」と注意を呼びかける。
アポ電強盗は特殊詐欺の手口の一種で、息子や孫を装った犯人がさまざまな嘘のトラブルを口実に電話(アポ電)で資産状況を聞き出し強盗に及ぶ犯罪行為。「自宅の現金保管状況を聞かれたので伝えてしまった」「預貯金額やカードの暗証番号を教えてしまった」といった相談が同署にも多く寄せられているという。
同署では、犯人グループは固定電話の番号、氏名、住所を把握していることを認識し、「知らない相手からの電話や相手先が確認できない電話には出ないように。仮に出ても資産状況は教えないで」と訴える。アポ電強盗で命を奪われる例もあることから、くれぐれも注意してほしいという。