東京アドベンチャーライン協議会が発足 青梅ー奥多摩駅間沿線 地域経済発展促す
青梅、奥多摩の両駅間沿線地域の産業、観光の発展に向け、要望活動や各種事業の調整などを行う東京アドベンチャーライン協議会が発足した。東京アドベンチャーラインは観光、登山の集客につなげようとJR東日本が2年前に命名した青梅―奥多摩駅間の愛称。
15日に青梅市御岳本町の御岳交流センターで行われた設立総会には青梅商工会議所、奥多摩観光協会、吉野梅郷観光協会、青梅市観光協会、御岳観光協会、御岳山観光協会のトップが出席。行政の枠を超え、沿線の観光協会、団体が結束し、住みたい地域、観光したい地域としての魅力を掘り起こし、周知していくことで一致した。推進に当たっては地域住民の協力を仰いでいく。会長に同商工会議所
会頭の小澤順一郎氏、副会長に奥多摩観光協会長の原島俊二氏、監事に吉野梅郷観光協会長の井上敏幸氏が就任した。
東京アドベンチャーラインの命名以来、青梅線はさまざまな取り組みで乗降客数を伸ばしているが、昨年月の台風災害や新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況にある。同協議会では「地域経済を発展させることが何より大切。ピンチをチャンスに変えたい」としている。(岡村)