あきる野市 るのスポーツ 卓球と畑で地域とかかわる 会員制農園「るのfarm」設立

代表の青木さん。野菜はたくさんとれたら販売することも

あきる野市瀬戸岡の卓球教室「るのスポーツ」は4月、同市瀬戸岡と戸倉の畑を拠点に会員制農園「るのfarm」を設立。代表の青木龍太さん(50)は卓球と畑を通して地域とのかかわりを深めていきたいという。

「卓球が強いだけでは社会では通用しない」が青木さんの持論。「社会に出たときに周りから必要とされる人間力を、卓球を通して伝えていきたい」とし、人間育成にも力を入れる。卓球教室の延長として始めたのが畑だ。現在は地域のお年寄りやリハビリ中の人、子どもたちが作業を通して交流する。「将来は引きこもりや不登校の子どもたちが、畑で自信をつけて学校や社会に復帰できるような流れを作りたい」という。

卓球教室では幼稚園児から大人まで卓球愛好者が汗を流している。ジュニア教室では全国大会を目指しながら、子どもそれぞれの挑戦に指導者が伴走。時に厳しく、時に励まし勇気づけながら応援する。子どもたちは受け身ではなく子ども同士で教え合うことも。上の子が下の子に教えることで人に伝える大切さも学んでいく。

ジュニア教室は毎日開催。1回体験無料。畑、教室の問い合わせは042(550)6876まで。(伊藤)