新酒の初しぼり「千代鶴」 フレッシュな味と香り

「千代鶴しぼりたて純米生原酒」と「千代鶴たまの里純米にごり酒」

清酒千代鶴で知られる中村酒造(中村八郎右衛門社長、あきる野市牛沼)では10月20日、新酒の初しぼりが始まった。28日から出荷され、「千代鶴しぼりたて純米生原酒」「千代鶴たまの里純米にごり酒」としてフレッシュな味と香りの新酒が取扱店に並んでいる。

新酒は9月中旬から仕込んでいたもの。同酒造では常に10℃以下に保てる醗酵室など最新の設備があり、早くからの仕込みが可能となっている。

1回の仕込みに白米3㌧が使われ、仕込みは順次3月まで続く。純米生原酒は正にしぼりたてのフレッシュな味と香り。にごり酒は米の旨味を生かし、もろみの風味が残った甘さをおさえた昔ながらのにごり酒。

中村社長は「今年もおいしい新酒を味わっていただけます」と話している。それぞれ1・8㍑、720㍉㍑瓶がある。(岡村)